めも(DOSBox)

README の日本語訳キテター。すばらしい。というか自分もちょっと訳してたのはヒミツです。こまめな検索、いがいとだいじ。

DOSBox の DOS/V 環境…0.72 ですこしだけやってみて結局放置気味な人間が言うのもアレですが、DOSBox 内蔵 DOS をベースにして日本語環境を仕込むのは思ったよりめんどくさかったような記憶があります。どのみち DOSBox 本体側の修正が必要なので…。

修正なしの DOSBox そのままだと、

  • 日本語 106 キー独自キーは(キーマップを設定しても)認識されない。(もしかすると「ろ」は使えたかも)
  • jis_a01 は使わないほうがいいヨ…(si レジスタを破壊するから。DOSBox の内蔵キーボードハンドラはほとんどレジスタを保存していないので誤動作の原因となる)
  • FreeDOS の keyboard.sys に含まれる日本語キーボードレイアウトがうまく動いてくれない(ちなみにこれに入っているレイアウトはかなりの力作で、IME なしでもカナ入力ができるようになっている。しかしそのせいで複雑になりすぎているのか、DOSBox 側でうまく認識できないようだ。カナ入力なしのもっと無難なレイアウトなら使えた)
  • 内蔵コンソールドライバは int10h や int29h を呼び出さない。つまり、DOS/V のディスプレイドライバや ANSI.SYS 相当品は常駐させても期待通りに動かない。
  • 内蔵 DOS の、一部の DOS ファンクションコールの非互換性。たとえば FCB 経由でディレクトリエントリを取得しているプログラム(fd, filmtn などの日本製ファイラーの大部分)は正しく動作しない。
  • 日本語ファイル名は当然不可。

という感じで、これを DOS/V 環境の土台に持ってくのはちょっと億劫だなーと思ったりしたものでした。

あと最近気づいた罠:SDLdirectx を使っているとき、キーボードが USB 接続だと \ キーが使えない(windib なら問題ない)。しょっぱいぜ DirectInput…もしかして Windows2000 だからなのか? XP とか Vista ならうまく取れるんでしょうか。