俺と OS/2 と rpm/yum

で、OS/2 版 yum です。環境を整えるのがメンドーで、今まで試す気にならなかったのですが思い切ってやってみることにした。VirtualBox の仮想環境でまっさらの HDD イメージをこしらえてそこに突っ込んでみる。正直、実機だったら絶対やってなかった。(というか以前、tvfs 使ってサブディレクトリを仮想ドライブ化して運用しようとしたのだが、tvfs のディスク残量設定の制限で yum がまともに動かず断念したのでした。もっと安直な OS/2 版 SUBST が欲しいです…)

  • ディレクトリ構成がほぼ決め打ち。\bin, \etc, \usr, \var の下あたりに余計なものがあるとロクなことにならない。自前で Unix ライクな環境をこしらえている人(gcc ベースでプログラムのコンパイルを行う人も含む)は、既存の環境とバッティングしないように注意を払わないといけない。
  • インストーラ経由でインストールすると、PATH の先頭に \usr\bin, \usr\sbin が追加される(あと当然 LIBPATH も)。結果的に一部の OS/2 標準コマンド(find, sort)が Unix ライクなものに置き換わってしまう(これが原因の不具合ってあるんかね…?)。
  • 肝心の yum が日本語モードだと動かない。set LANG=en_US すると一応動くが微妙に問題があるので英語コンソール(chcp 473)にしたほうが安全。python 自体の問題かねえ…。

というわけで意外と厳しかった。(すくなくとも日本語 OS/2 下における)現状での常用はおすすめできない…。
まあ中のファイルが欲しいだけなら zip 版の方からアレすればいいのではないでしょうか(アップデート状況が不透明ではありますが…)。

おまけ:WarpIN 経由でインスコしたくない人向け