FreeDOS(98) unstable kernel 近況 (2015-09-16)
こっちのほうは2ヶ月くらい書いてないか…前回近況からの更新分をおおざっぱにまとめると
- SCSI ハードディスク対応
- コンソールのエスケープシーケンス対応いろいろ追加
- adddrv/deldrv (adddev/deldev) サポート
- 日本語 (DBCS) ファイル名サポート
- ハードディスク簡易初期化ツール(btnpart)
- その他バグ修正
とかそんな感じでしょうか…。
実は日本語ファイル名サポートは昔やろうとして(メンドくさくて)放棄したことがあったのですが、今やってみたらそれほど実装に困ることもなくそこそこ動くようになってしまった。うーん、昔に比べて自分のスキルが向上したとかそういうことはないはずなのに(むしろ昔よりいろいろ退化してるし)これは何なのか…。まあファイル名に日本語が使われている系のソフトがヘンな小細工なしでふつうにインストールして起動できるようになったので(すくなくとも PC-98 用の DOS としては)そこそこ使えるようになったと思いたい。
あとはハードディスク初期化ツールを適当に作ってみました。FD イメージにカーネルと一緒にぶち込んであるので、これで MS-DOS に依存せずに実機やエミュレータで FreeDOS(98) をハードディスク(イメージ)にインストールできるはずです。
とまあ更新(改善)点はこんなもんですが、PC-98 用 MS-DOS としての「互換度」に関してはまだまだ問題点が多いです。
一番の問題は FEP です。WX2, WX3系(EPSON 版 MS-DOS 付属の WXA や Windows9x 付属の DOS 版 MSIME 含む)以外の FEP はほぼ動作しません。無理に入れると操作不能もしくはシステムクラッシュするレベルなので入れないでください。ちなみに WXP もダメだよ…。最初コンソールドライバの実装の問題かと思ってましたがもうすこし根深いようです。せめて ATOK 系は使えるとよかったんですがね。いやー直せるんですかねこれ(白目)。