FreeDOS(98) 方面の近況

(忘れそうなので先に書いておこう…最近のソースやら起動フロッピーイメージやらは以下の場所からどうぞ…)

http://bauxite.sakura.ne.jp/software/dos/freedos.htm
https://github.com/lpproj/fdkernel/releases

んで、最近、PC がらみ(の現実逃避)はこれぐらいしかやってないし…ということで前回からの進捗を書いてみようと思いましたが、要は

(純正 MS-DOS との)互換性向上

という一言になっちゃうんだよなあ…(というか、今後もそうなるだろう)。しいて言うと「WXP と ATOK が(たぶん)使えるようになった」というのが個人的には割と大きい。なにしろ「ATOK 動かない≒一太郎(ある意味 PC-98 で最もメジャーなビジネスソフト)使えない」だし。本当に長かったなあ、入れても死ななくなるまで、うん…。

…まあ、FreeDOSDOS 6 相当の互換 DOS なので、DOS5 登場以前の FEP(に限らず、ファイルアクセスを行うデバイスドライバや常駐プログラム)の動作は基本的におすすめできないってのはあるんですけどね。本家 MS-DOS には一応そのための KKCSAV.SYS というドライバがあるのですが、これは int 21h にフックかましてごそごそやる系のあやしい(←ひでえ)ドライバなので、必要ないときは常駐させないほうがいいと思う。

あ、そうだ、重要なことを言い忘れていた。NEC AI は動作しません。あと動作対応もしません。あれ IO.SYS 内部をちょっと書き換えて、内部処理をオーバライドするっぽいんですよね…まじめに MS-DOS の内部解析しないといけないけど縛り違反だから…

おまけ:せっかく無料なので、動作確認してみた(ほぼツイッター上での報告の焼き直し)

コープスパーティーエンターブレインのサイトからダウンロードできる exe は Windows 用の自己展開バイナリですが、ふつうに MS-DOS 版の LHA でも展開できます。そのまま corpse.bat を実行するだけ。特に問題ないと思われます。

Demon's Eye:なんか検索したら製作元より先に紹介(攻略?)ページっぽいところが出てきた。int DCh 経由の画面消去と 20 行表示のエスケープシーケンス対応が必要でした…

画像は Demon's Eye III。ハードディスクにアーカイブを展開して hd.bat の実行で起動。なお、そこそこ空きメモリが必要なので、たぶん XMS ドライバと DOS=HIGH の設定が必要かと思われます。