備忘日記 (2003-08-17)

わーいおいらも Silphire さんとこの FreeDOS 近況読む読むー。

  • FreeDOS の近況――てゆうか 1.0 リリース予定って1年後だったんですか。はじめて知った。長え。
  • 日本の FreeDOS――FreeDOS/V と FreeDOS(98)。これで FM-R/TOWNS 用とか誰か作って実機 ROM データがなくてもうんづが使えるようになれば…とか妄想(あくまで脳内)
  • FreeDOS の将来――1.0 リリース後の展望は今のところ何も語られていないらしい。

ニュースとかメーリングリストアーカイブとかを気が向いたときにつまんでるだけだと脳内の知識がえらく断片的で、大局的なことがいまいちわかってなかったのでした。
なるほどなあ。ためになりました。




DOS の将来、というのは盲点だった。そういう考え方をしたことが、実は一度もなかった。いまだに DOS を使っている理由として「旧資源の保持」以上のものが見出せない人間だからなのだが。ちなみにここでいう「資源」はハードウェアとソフトウェア、それから自分の脳内に染み付いているロートル化したつまらないノウハウのことで、最後のヤツが一番のクセ者。
いや実際の話、FreeDOS 自体はすばらしいプロダクトだと思うが、DOS に関する知識の全くない人におすすめできるのかといわれると返答に躊躇する。16ビットリアルモードなんていう過去のしがらみを若い人に押し付けるぐらいなら Linux でええやん、とか言ってしまいそう。


何かしみったれた話になりそうなので、現在のPC環境で DOS を使う必然性がある状況、というのをすこし考えてみた。
WindowsLinux が使い物にならないほどPC環境が貧弱な場合、とか組込系業務用はあえて除外する。

  • メンテナンス用OS――BIOS 書き換えとかハードディスクメンテナンス用ユーティリティとか。本体プログラムは djgpp か何かで書けばいい(なんなら upx で圧縮もできる)DOS カーネルと一緒に FD に積めこんでメンテナンスディスク一丁上がり。ちっちゃいってことは便利だね。
  • ハードウェア学習用OS――DOS はディスクと主記憶以外のシステムリソースをほとんど管理していない。だから何か凝ったことをする時は、アプリケーション側でハードウェアに直接アクセスする必要がある。逆に言うなら、ハードウェアの「叩き台」としてこれほど適した OS は他にない。シングルプロセスだから他のプログラムとのリソース干渉を気にする必要もない。遅延書きこみキャッシュを使っていなければ、ディスクのアクセスランプが消えている時はいつでもシステムリセット/パワーオフできることも魅力。

…あんまり面白い例がひねり出せなかった。ガクリ


つーか真面目な話、FreeDOS にはまともなプログラミングガイドきぼんぬ。Interrupt Lists からぶっこ抜いたファンクションリファレンスしかねーじゃんか。