そこはかとなく OS/2 ネタ
ネタその1: hobbes にあがったミキサーっぽいやつ(UMIX)をとりあえず落として(英語の)ドキュメントをすこし読んでみたんですがなんか結構ぶっちゃけててコーヒー吹きそうになった。
以下、英語の readme の先頭部分をフィーリング訳:
んでこれって何なの?
もうひとつの uniaud 用ミキサーで、x:\MMOS2 ディレクトリにある VIO 版 unimix と同じ API を使って動作します。
なぜこのミキサーがあるのかというと、uniaud で(多くのサウンドカードで)IOCTL90 API がちゃんとサポートされていないからです。ボリューム変更がまったくサポートされていないことさえある(笑)。Innotek 時代のビルドなら何も問題はなかった(ので LBMix などを使えばいい)のですが、その後の netlabs.org のコードはひどいことになっていて(ずっとだぜw)、ビルド毎にミキサーのサポートの有無やらミキサーコントロール番号がデタラメに増えたり消えたりしています。
もうひとつマズいことは、ハードウェアミキサーのエンジニアの実に恵まれた想像力(笑)ですね。ひととおりのミキサー制御を「標準ミキサー」の形にするのに、スクリプトを使うわけです。つまりこういう感じ:ミキサー⇔スクリプト⇔uniaud
このやり方だとカード/ミキサーごとに個別のスクリプトが必要になるわけですが、常識的に考えて(このスクリプトは)もっとアナログ的感覚に近いところから作れるようにしてもいいんじゃないかと。
…あ、あくまでフィーリングなんだからね! そういう雰囲気で読めちゃっただけなんだからね!?
(いやでも "really rich imagination of hardware mixer engineers ;)" ってのはすげえ皮肉にしか読めないでござるよ。にんともかんとも)
とかキモいセリフはさておき uniaud のミキサーまわりに地雷臭を嗅いでいたのは自分だけじゃなかったんだなあと納得してしまった。ウチの環境だと MMPM のボリューム制御でいじっても音量がまったく変わらない(というか初期状態でミュートされているらしくそもそも音が出ない)のでコマンドラインの unimix でヘッドフォン出力だかスピーカー出力だかどっちかのチャンネルを ON にしてさらにボリュームを設定する必要があったのでした。マスターボリュームのチャンネルをいじってもまったく音量は変わらない。
ボリュームコントロールの対応が一様ではないので環境ごとにいろいろ試してみるほかないという(逆に言うと「UNIAUD 入れたんだけどドライバがサウンドデバイス検出してるくせに音がぜんぜん出ない」という場合は自力でミキサーのミュートとボリューム設定をいじらないといけないことがある、ということになる)わけで。
ネタその2: Qt4 を使ったエディタ STE。おおもとのサイトはこのへん。うほっ、OS/2 版へのリンクも載っている!
OS/2 ネイティブで UTF-8 使えるエディタもそろそろ欲しいな…とか思っていたところなので、まあ動かしてみました。
- 起動直後。ファイルエクスプローラなんつうものがついてるせいか、起動時にもれなくフロッピーディスクを読みにいくのがうざい。
- Preference でフォントを選ぼうと思ったら、なんか選べるフォントが妙にすくねえ!(ちなみにこの中で、仮に設定した場合まともに日本語表示可能なフォントは IPAMincho だけ)
- しかたないので設定ファイルを自前で編集してみる。font=Sazanami Gothic とかにしてみる。(STE を終了し、別のエディタで書きかえる。設定ファイルを STE 自体で書きかえても終了時に設定が書き戻されてしまう)
- 再起動。いちおう使えてるようだ。
しかしレスポンス的に厳しいなあ、ということでそれほど本気で試していない。あんまりぜいたく言わないのでせめて Linux 上の Geany ぐらいのレスポンスで動いてくれれば個人的には感謝感激なのですが、なにぶん OS/2 だしのう…。