俺と Qt4 と Arora
とりあえず思い出したので書いておく。本家がちまちま更新してるのに合わせて OS/2 版バイナリもちまちま更新してるのですが、OS/2 版固有の問題については Qt4 ランタイム側の制限に依存する部分がはなはだ大きいので、正直 firefox や seamonkey 程度のレベルで常用できるようになるのは当分先のことでありましょう。たとえば
- https サポート
- JavaScript 方面微妙にやばくね?(kLIBC の posix_memalign が微妙にしょっぱい出来らしい)
- Alt + 矢印キーが利かない(そもそも Qt ランタイム自体がこのキーアサイン取ってない気がする)
- LocalSocket
あたりはアプリケーション側からだとどうしようもないので…。
ということで気分を変えて、mingw32 で Win32 版バイナリを作ってみました。しかし「冷房のない部屋で Qt ランライムの再構築」はいきるのがつらいとしか言いようがない。
Win32 バイナリ(Qt ランタイムつき): arora-0.10.2-234e212-mingw32-rt-20100718.zip
スクリーンショット : * *
まあ Arora 自体は Web ブラウザとしてそんなにトガった機能とか見栄えとかがあるわけではない(ミもフタもない言い方だ…見た目なら QtWeb あたりのほうが特徴的だとは思う)ので、Chrome とか Safari とかフツーに使える環境の人はそっちで全然よろしいかと思われます。
おまけ OpenSSL-1.0.0a for mingw32 : openssl-1.0.0a-mingw32-20100715.zip