俺と VBE 3.0 方面

じつ言うと、どーせ 2.0 とたいしてかわんねーべ、とか思って VBE 3.0 の仕様はつい最近までろくに読んだことがなかったのでした。まともに読んでみる気になったのはつい先月のことでした。
2.0 から 3.0 になって拡張された点というと――

  • ハードウェア・トリプルバッファのサポート
  • 立体メガネ方面のサポート(左目用画像と右目用画像を1フレームごとに交互に表示し、液晶シャッターつきのメガネでその画像を右目と左目にふりわける。だから立体メガネをかけないでモニタをみてもすんげーブレた画像しか見えない)
  • VGA 互換でないコントローラのサポート強化
  • 画面モード設定時、ユーザ定義によるリフレッシュレート設定が可能
  • 16ビットプロテクトモード BIOS

ぜんぶ読んでないんでアレですが、まあこんなもんですか。vbe3.pdf を読む限りでは立体視方面の強化が特に目につきます。正直 BIOS レベルで立体視にこだわるのがオーバースペック気味に思えるのはわたしが二次元萌えの国のひとだからでせうか。というか3Dスコープに対する先入観がセガマスターシステムによって植えつけられているせいかもしれません。ああスペースハリアー3D…とっても大味なゲームだったなあ(鬱)。

ということで vbei テスト版。

vbei_test_20040715.zip

vbei -s 時は微妙に書式が変わってます(ビデオモードによっては 80 桁オーバー)。
あとドキュメントは今のところ何もなし。というか手元に VBE 3.0 対応 BIOSビデオカードなんかひとっつもないですヨ。マジで qemu の vgabios-cirrus.bin と sdd の DOS 版だけ…。