FreePascal は DOS 版メンテナを大募集中よ
なんか freedos のページ見たらそんなようなトピックがあったので、freepascal のサイトに行ってそれっぽいメッセージを読んでみた。
すでにご存知かもしれませんが、Free Pascal 2.0 リリースは DOS プラットフォームを含んでいません。このことについて何人かから質問を受けました。DOS サポートはやめたの? いえ、やめていません。(ただし、AmigaOS、BeOS、NetBSD、QNX については終了しました)
じゃあどういうことか? DOS アプリケーション開発を求めることにしかるべき理由があるとはいえ、DOS はもう日々の業務に利用される OS ではなくなっています。理由はつまり、Free Pascal 開発者が誰も DOS 上で開発を行っていないということなのです。Windows の DOS エミュレーションの出来がだんだん悪くなっていることが、事態をさらに悪化させています。
そんなわけで、DOS に影響を及ぼすバグがしばしば見過ごされ、ずっと直せる状態にあるにもかかわらず、DOS コンパイラが現在抱えている実際の不具合の修正にだれも時間を割かないのです。それってやばくないかって? いえ、DOS コンパイラは動作するし、プログラムを書くこともできます。しかし NT 系 Windows で DOS 版を動作させる際の、非互換性および IDE 込みでのインストールに関する不具合がいくつかあります。
そんなわけで、2.0.0 安定(stable)版といえるコンパイラを提供することができませんでした。すぐにリリースを出せるかどうか、OS/2 版 Free Pascal のメンテナが試すようですが、出ることをアテにするわけにもいきません。
DOS コンパイラ自体はきちんと動くわけで、スナップショットの提供を続けることには何ら問題はありません。これが現在止まっているのは開発体制をいくつか変更したためで、すぐに再開する予定です。
どちらかといえば、Free Pascal 開発においては DOS をサポートし続けたいわけで、なんといってもそれは Free Pascal のルーツなのであり、現在の状況は好ましくありません。しかし開発における優先順位と動機を考慮するならば、DOS プラットフォームに必要十分な注意を払えないということも自覚するのです。いま DOS プラットフォームに必要とされているのはメンテナです。DOS コンパイラのバグレポを出し、DOS コンパイラが現在直面している不具合をデバッグし、リリースをビルドしてくれるようなメンテナです。
メンテナの志願があれば、DOS コンパイラは何年でも続けることができます。メンテナがいないとなれば、もう先が見えている。
なんかおもむろに訳してしまった。というかこれ読んで私がいちばん驚いたのが「FreePascal って IDE あったんだ。しかも DOS 版にまで!」ということだったりする激ヌルぶり。