見えぬ化

どうでもいいのですが「プロプライエタリ」というのは言葉がよくないと思う。単語として長すぎるし日本語として言いにくいし知ってる人以外に意味がピンとこない。こんな言葉を知ってるのはそれこそオープンソフトウェアの状況についてそれなりに目を配ってるような人だけだと思える。そもそも英語圏の人にとっても "proprietary" という言葉があまり直感的じゃない(意味は知ってるけど自分で書いたり話したりするときに思いついて使える言葉じゃない)ような気がするんですけどどうなんでしょうか。「オープン」なんていうシンプルで好印象を誘う言葉の対義語だからこんな日常的でない言葉をチョイスしたんだろうか。
まあ英語のほうは仕方ないとして、日本のオープンソース推進派の方々には「プロプライエタリソフトウェア」の訳語をきちんと考えてほしかった。仮想敵には仮想敵として感情移入しやすくて日常感覚に訴えるレッテルが必要なんじゃないでしょうか。
…なんだか愚痴っぽくなってしまった。まあ単に「プロプライエタリソフトウェアって何よ?」とか訊かれて説明するのがメンドくさかったのです。しょうがないのでそのときは、

  • オープンソフトウェア――みんなでいじれるソフトウェア
  • プロプライエタリソフトウェア――俺んだ触んなソフトウェア

なんかまあそんな感じ? とか適当なこと言って遁走しました。