そろそろ新しいリリース出ないんですかね

つーことで、おとといぐらいに cvs のソースぶっこ抜いてきてまたてきとーにパッチあててバイナリとか作ってみたのでした。

まあ何だかんだいって bochs も地道ににゅーふぃーちゃあが追加されてたりするわけで、以前のオフィシャルリリース(2.3)からどの程度の変更があったかは CHANGES の先頭のほうを各自でごらんください。

とか投げっぱなしなのもアレか。個人的には、

  • ACPI(BIOS が ACPI 対応のものと非対応のものに分かれた。ACPI 対応のほうがサイズでかい)
  • VMWare の vmdk イメージ対応(mode=vmware4)。
    すくなくとも qemu-img で作成した vmdk は
    ata0-master: type=disk, mode=vmware4, path="hd.vmdk"
    とかやるとマウントできた。
  • CPU が SSE4 対応

あたりがポイントでしょうか。vmdk 対応がいちばんうれしいような。あと DOS の emm386 使っても PANIC が出なくなった(まあこれは割とどうでもいいです)。

bochs 自体の利用価値が現在どの程度にあるのかよくわかりませんが(速度的にみて実用性が…)、実は bochs の重要性は bochs 本体よりも rombios にあるのかもしれない。qemu, VirtualBox, Xen あたりでも流用されているわけだし PC エミュレータ/仮想化ソフトにとってはけっこう重要なインフラなんじゃなかろうか。よく考えたら APM とか ACPI 対応って bochs ってより qemu 向けの修正が取り込まれたものだし(極端な話、qemu での rombios 修正にあわせる形で bochs 側のハードウェアが更新されてんじゃねえのかという気もしてきた)