俺と SYS2068

仮想環境がとりあえず楽だなーと思うのはハードディスクイメージを比較的安易にとっかえひっかえできる(実機で抜き差しするよりは)ところで、調子に乗って IDE に仮想ディスクイメージ3つ + CD-ROM とひっつないでみたら何かブート時に、
SYS2068: 1 メッセージが失われました。
とか出て微妙にポーズがかかるようになってしまいました。
「メッセージが失われました」ってどういうことだよ。どうして失われたのか説明するとこだろそこは…とか突っ込みたくなる。
OS/2 のエラーメッセージに関してはコマンドラインから help <エラー番号> とかやると一応説明が出るのですが、ためしに help sys2068 してみるとこんなん出ました。

SYS2068: *** メッセージが失われました。

** 解説 ** システムの初期化終了時のエラー・メッセージの
数が多すぎて退避できないものがありました。

-対処-  表示されたメッセージについてエラーを修正し,シス
テムを再始動してください。

…なにこれ。むしろ英語でおk

というかぐぐってもあんまり情報がないのでどうしてくれよう。このへんから察するに、

  • デバイスドライバの表示するメッセージは、(デバドラから)ターミナルにリアルタイムで流されているわけじゃなく、カーネル内でデバドラメッセージ専用バッファに溜め込まれる。
  • バッファの大きさには制限があり(具体的なサイズは不明。とりあえず「意外と小さい」ことは確か)、設定で変更したり、オンデマンドで伸張したりできない。
  • デバドラがいっぱいメッセージを出してバッファに収まらない場合、メッセージは捨てられる → SYS2068

みたいな感じなんだろうかと無責任に想像してみた。

で、結果的に言うと、IDE ドライバのメッセージ表示を抑止して、接続メディアの情報を出さないようにしたら SYS2068 は出なくなったのでした。つまりブート時のデバイスドライバのメッセージはなるったけ表示させないほうがいいという微妙にやるせないソリューション。前世紀から OS/2 触ってきたけど今さら知ったよ…(まあつまり、こんなページ作ってる割にそんなに OS/2 については詳しくないのよ…やれやれ)。