「OS/2 の Firefox はなぜ 10 止まりなんですか?」という質問が…

なんかおーえすつーわーるどのフォーラムに上がってたので、Dave さんのコメだけフィーリング訳してみたり。

短く言うと:FF10 になっちゃうともうビルドしてるの私ぐらいになっちゃったんですけど 11 に行くまでの間にビルドできなくなっちゃってて、直すスキルもないという。
長く言うと:FF4 以降で non-ipc のサポートがなくなったのですが(プロセス間通信 ipc で各タブをそれぞれ別プロセスで動かせば、flash がクラッシュしてもそのタブだけ取っ払えばすむ。flash のクラッシュは全プラットフォームでの問題)、だいたい Walter が ipc パッチを使えるようにしていてくれたのです。これはクソうざい作業で、280KB(980行以上)にわたるパッチに加え、適用に多大な手作業を必要とする約 75KB のサポートパッチとなります。
Walter はこのパッチを最新状態にし続けるというすばらしい仕事をしてくれていたのですが、個人的な事情とパッチ再構成に疲れ、そして居なくなりました。
別の問題は、(Mozilla の)開発が IPC の存在を前提とするようになり、そのためさらに多くのものが動かなくなったことです。モバイル機器向けのバッテリーステータスなどのようないろいろなものを削除しなければなりませんでした。ついには HTTP コードの大部分が私の能力では直せないようなやり方で書きかえられるに至りました。
でもってこれを使えるようにして、それから #ifdef MOZ_IPC #endif を打ち込むうんざりする時間を過ごし、それから残った未解決シンボルの解決を試みるという段階を経るわけです。
この点に関して言えば IPC サポートなしではこの先へ行けないと思うし、それは能力のある開発者1人月の仕事になるというのが Rich の見積もりです。作業はなされていますが私によるものではありません。

これの次のコメにもあるけど、Mozilla のラピッドリリースについてくのは(人的資源に乏しいプラットホームだと)やっぱり厳しいのよなあ…
OS/2 以外の非主流プラットホームにおける最近の Mozilla の移植状況ってどうなんでしょ。