ほんとうに DOS 上で動く qemu 捕捉

ということで -net none 追加すると Win95 も見事に起動しました。あ、あなどれねえ。
で、前回書き漏らしたこと。

  • DOS の仕様により、2G オーバーのファイルは認識できない。つまり使えるディスクイメージファイルのサイズは必然的に 2G バイトまでとなる。Vistaインスコできませんな(やる気ないくせに)。
  • ゲストでマウスを使いたいときはあらかじめ DOS のマウスドライバを常駐させておく必要がある。今回の場合は日本語モードとか関係ないので CuteMouse でかまわない。(USB マウスの DOS 用ドライバってあったっけ?)

qemu に限らず、SDL 経由で画面表示してる Win32 アプリはけっこう動く可能性が高いのだろうか。ONScripter の Win32 ビルドとかどっかになかったっけ…。

レガシーからエッジへのインザグルーヴみたいな(意味不明)

Parallels Desktop の正式版がきょう出たそうです(なんかニュースリリースのタイトルが微妙に素直じゃない感じが)
IntelMac 対応表明後の Parallels の動向は Mac 系のサイトでこまめに拾われるので、意識的に調べていなくてもリリース情報などが目に入りやすいような気がします(というか私は田中さんの Blog で知ったのですが…)。注目度の高いプラットホームにいち早く対応したのはひとまず成功といえそうですOS/2 的には振られた形ですが、まあさすがに OS/2 よりは Mac のほうが商売にはなると思う…)
むりやり話をもっと OS/2 にからめると、ParallelsOS/2(および eComStation)をゲスト OS として正式にサポートしていて、この点は VMware より優れています。VMware だと新しめの OS/2 (たぶん FP13 以降の Warp V4、MCP、それから eComStation も)は起動さえできないので、ホストが Windows 以外の場合は Parallels しか選択の余地がないと思う。
それはいいんですが、まあ製品紹介の Key Features: のところを見てくだされ。

eComStation(現在バージョン 2.0 ベータテスト中)は Legacy な OS らしいぜ…。

めも

  • じぶんようめも:Borland Antique Software
    このへんのリソースをボーランド自身がいつまでおいてくれるのか、そこはかとなく不安がつのる今日この頃、皆様いかがお過ごしですか。とりあえずこのへんはいつか直しておこう。
    というか何でこんなの唐突に持ち出したかというと、実はきょう、出先のPCで FreeDOSカーネルを自力でビルドしようとあれこれやっていたのですが、OpenWatcom 1.3 で作ったカーネルより Turbo C++ 1.01 で作ったやつのほうが微妙にサイズが小さくなっててちょっと驚いたのでした。ずっと逆だと思ってた(まあ upx 圧縮後のサイズで比較していたので、実体はどうだかわかりませんが)。とするともしかして Turbo C 2.0 だともっと小さくなるか。しかし Turbo C 2.0 は DOSコンパイラとして常用する気にいまいちなれないニャー(ヘッダの二重インクルードさえ抑止してない。TC++ では改善されている)

めも